とむらい

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雨もあまり降ることもなく、暑い日が続いている。のどが渇いて水をよく飲むようになる。するとお腹の調子が今ひとつ、下痢をしたり食欲も出ない。けん怠感に全身が包みこまれるようだ。

夏がくるといつも同じことをくり返している。暑いことじたいはひとつも苦にならない。ただ、暑いあつい、という声を周りから聞くことにへきえきするし、いやなクーラーにもつき合わされることだ。

朝食事を終えてくつろいでいると、老人会の会長さんがやってきた。お葬式に参列してほしいという。いきなりだけど、断る理由もない。名前も顔も知らない、地域の役員をしておられた人らしい。

近くの福祉会館でテントが張られていた。黒い礼服を着て1時間、じわじわと汗がにじんできて、我慢くらべのようだった。故人は73歳、まだこれからなのに無念だったにちがいない。

いろんな葬式があるのだろう。ただ式を仕切る葬儀屋のマイクから聞こえる、度のすぎたいんぎんな言葉だけは聞くにたえない。ふと自分のときのことを重ねて、考えてしまった。

誕生からはじまる長い生涯のエンディングだけど、たった1日のセレモニーにそれほど意味があるとも思えない。そうっと気づかれないように消えていく、ほんとうはそれがいいのだろう。

ぶつぶつ不平を吐きながらでも、とりあえず今は、はいつくばってでも生きることでしかない。ぎらぎらする夏の日差しをあびて、ひたすら歩きつづけても、心身は涼しくてきよらかでさえある。

お別れにブブゼラもよさそう

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この記事へのコメント

nr
2010年07月01日 23:34

全然知らない人なのに出席させられるのですか。
お通夜だけならまだわかりますが。
香典の一袋もいるだろうし。

yomba
2010年07月02日 20:07
枯れ木もなんとか言いますし、地元の国会議員もきてました。

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