エネルギッシュ

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めったにドラマなど見ることはないのにたまたま映っていたテレビ画面に見いってしまった。ドラマの時代背景にしても古いものだしもともと歴史的なことには興味がわかない。ただヒロインの女優にひかれてしまったというか、ドラマの内容などは二の次で歌手とか俳優とかタレントのたんにフアンだからということがある。

どうやら足尾銅山の鉱毒事件をあつかったドラマで、前ぺんと後へんの2回にわたって放映されたのだった。それに時代が明治のころでもあり、もういない両親やそのころのなつかしい人たちが生きた時代のことであるから親近感をおぼえたこともたしかである。鉱毒によって自然にかこまれたのどかな村里から人も自然もうしなわれてしまう。

たったひとり残った肉親の兄も曲学阿世というか権力におもねっていき、ヒロインも都会にでて奉公人となる。字の読み書きができないのでこつこつとおぼえながらよくはたらき、気だてがよいので女主人からもかわいがられる。でも主人の愛人から言いよられたりして、その家にもいられなくなったりするのだ。

まずしい時代背景のなかでだれにもたよることができず、ひとりけなげに生きようとする女性がえがかれており、故郷をすべてをうばわれたあまりの理不尽さに、ときの権力者にむかって石を投げつけることもするのである。ただわずか2回のドラマであったから、しり切れトンボの感をいなめなかったのだが。

ところで日曜日の礼拝のメッセージで創世記にでてくるヨセフの物語にどこかかさなるようでもあった。年より子であったため多くの兄弟のなかで父ヤコブのちょう愛をうけるのである。特別のはなやかな着物を着せられかわいがられたのが、兄弟たちの恨みをかうことになり奴隷商人に売りとばされてしまう。

売られた先では主人の信頼をえて家のことをすべてまかされるまでになるが、それが主人の妻にぬれ衣をきせられえん罪で牢獄にとらわれの身となってしまう。でもそこから解放されてのちエジプトの王につぐナンバーツーにまでのぼりつめるのであった。それで彼のストーリーのキーワードとなるのが彼のきていた着物だともいう。

最初にきせられていた着物にはけものの血がぬられて死んだものとされ、2度目にはえん罪をおしつけられて上着がその証拠物件になってしまうのだった。現代ではともかくその昔ではなにはなくても上着がなくては生きられず、寒さをしのぐうえでもとても大事なものであったのだろう。

ちなみに先のドラマのタイトルは「足尾から来た女」となっていて、しばしば風呂敷づつみを首にまきながら落ちつき先をたずね歩くのである。たぶん風呂敷づつみのなかには大事なかけがえのないわずかな衣類とかの着物がはいっていたにちがいない。共通するということではちょっと苦しいけどどちらもエネルギッシュではある。

夜明けまえ路上のひとをかけ抜ける

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