天体

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昼に月が見えるのは珍しくない。全体に白っぽいけど、月面の模様も肉眼でよく見える。つい最近も夕方近くに東の空に浮かんでいた。昨日の21日には、その月の皆既月食が見られることになっていたらしい。

残念ながら、あいにく天気がくずれて見ることができなかった。でも北海道のほうでは観測されたようだ。ちょっとした天体ショーだったのだろうか。

ところで購読している朝刊の新聞小説だけど、毎日読むのが楽しい。タイトルが「三十光年の星たち」、そろそろ1年になる。もう最終章でまもなく終わるようだ。

で、ずっと読んでいて、タイトルと小説の内容がいまひとつ結びつかなかった。人生に苦労した人たちの物語からは、何ごとを精通するにも一朝一夕のようにはいかない、というような含みかもしれない。

1人の職人が身につける技にしても、10年や20年と鍛えあげられて、やっとこさマスターできるのだろう。でもそれにしても、30年でなく30光年である。あまりにも大仰すぎる。

主人公の若者がベートーベンのピアノソナタ「月光」を聴きながら、師匠のことばを思い出す。太陽系や銀河系、広大無辺かぎりない宇宙、光の速さの距離にしても何10万光年、何100万光年と果てしがない。

その光の速度は秒速で30万キロほどだという。しかし宇宙の広漠さからみれば、その光のスピードにしてもアリの進む速度にも足りない。それで30万キロの速さと30年の歳月を重ねるのだ。

たぶん今の仕事や苦労も、まさに荒れ地に木を植えるのに似ている。30年をかけて1つのビジョンをなし遂げるのである。人の営みも天体的な観点ですれば、30光年も決して過言でもないのだろう。

この歳では10年はおろか30年先などとても望めない。でも3年先だったら、まだ届くかもしれない。月食は見ることができなかったけど、とりあえず「月光」は聴いてみたくなった。

足もとにも気をつけて

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